文章を読む技術・記憶力がアップする技術とは?知らなきゃ損!
僕はもともと記憶力がよくないから、あきらめてるよ。
あきらめるのはまだ早いよ。単に方法を知らなかっただけかもよ!
そうなの!…でも、もう社会人だから意味ないよ(泣)
安心して!これから解説する方法は学生はもちろん、社会人でもかなり使える方法だよ。
それでも学生はラッキーかな!だって私も学生の時に知りたかったな〜と思うから。
結論
・文章を読むときの技術は、じっくり読むことが大切。速読はひかえよう。
・記憶力をアップする技術は、アウトプットすること。
・時間を考えて学習することを心がければ、さらに効果はアップ。
じっくり読むことが大切
本や参考書、教科書、プレゼン資料などを「暗記できたらいいのにな〜」と思ったことはだれにでも記憶にあるでしょう(^^)
ドラえもんの道具にも『暗記パン』っていうのがあるぐらいですから、子どもから大人まで、全ての人の望みというわけですね。
今回はそんな、暗記パンのレシピを大公開!?
「まず、材料はですね〜…」とジョーダンはこれぐらいにして暗記や読んだことを理解するには、どのように読書や文章を読めばいいのかを解説していきます。
章のタイトルにもあるように、じっくり読むことは大切です。知ってる人は少ないかもしれませんが、速読大会というものがありますよね。
2016年カリフォルニア大学の研究チームが理解とスピードはトレードオフの関係にあると、結論を出しています。
トレードオフ?
つまり、速読で読むスピードを上げると読んだ気になるだけで内容の理解度はむしろ下がる。
速読チャンピオンはハリー・ポッターと賢者の石を47分で読んだそうだ。
しかし、感想を聞かれても、山場も人物もわかってない感想しか言えなかったという結果だったそうです。
これ読んだっていえるのかな?おもしろいデータではあるんだけどね。ともかく続きだ!
速さを優先すればれば、物語の深く理解することから遠ざかるということで、物語を深く理解することを優先すれば、早くは読めないということです。
日本では『速読甲子園』というものがあります。私は、速読そのものを否定はしません。
一定の脳へのトレーニング的要素はあると、専門家もいっています。
しかし、理解や暗記ということには向かないということです。
『速読甲子園』に向かって頑張っているお子さんがいたら、それはしっかり応援してあげてください。
何かの目標に向かって努力することは、とても素晴らしいことですから。
ただし、深く理解することが求められるような課題の時には、不向きかもしれません。
そんな時にカリフォルニア大学の研究チームの話をしてあげてください。
さらに、は押し付けるよりも
「早く読むことよりも大事なことがあるよ。」
と声をかけてあげてください。
確かにじっくり読むことは大切そうだ。
ちょっと待って!プレゼンの日まで時間がないよ!他に方法ない?
効率よく記憶する方法・テスト勉強にも役立つ方法を解説していくよ!
効率よく記憶を定着させるには
「なるほど!じっくり読めばいいんだな。」
「次からのプレゼン前やテスト前には意識しよう!」
と思えている人は読んだ時期がラッキーですね。
いやっ…
「そんなこといっても、テスト1週間前だよ!」
「プレゼン3日前だよ!」
と、たまたま読んだ時期がこういう人もいるでしょう。
そんな人、そうでない人にも役立つ情報をお伝えします。
方法はそんなに難しくありません。
本や参考書、教科書、プレゼン資料など、アウトプットを具体的に想定しながら、本を読む!
この時の脳はいつも以上の働きを見せてくれます。海外に行ったことがある人であれば想像しやすいと思います。
思い出してください、海外旅行前の飛行機で覚えた現地の言葉はけっこう出てきたりしませんか?
今までも耳にしたことがあったであろうにも関わらず、現地に行く寸前の
「現地で、こう受け答えしよう!」と
具体的にアウトプットを意識しながら読んだからこその結果です。
私もフランスに旅行に行ったときに強く感じました。
もちろん、私はフランス語を専攻していたわけでもなく、フランス在住経験があるわけでもありません。
強いて言うなら、「アメリ」というフランス映画が好きだったぐらいです(^^)
それでも、出発の少し前や飛行機の中で覚えたフランス語を使って、現地の人とコミュニケーションをとることができました。
「そんなのツアーのガイドさんや、日本語の通じるお店なら関係ないじゃん。」
といわれそうですが、私はツアーでは行かない主義、日本語のガイドをつけない主義なのです。
それでも何とかなりました(^^)
アウトプットがどれだけ大事かわかりますね。
効率よく記憶するためには、アウトプットを意識しましょう。
とはいえ、タイトルにもあるように、学生の時に知りたかったとしています。
学生の人から
「海外行ったことねーし」
「その方法って外国語だけしか使えないじゃん」
というささやきが聞こえてきそうですが、そんなことありません!
ワシントン大学の研究によれば、本など何事においても、教えるつもりで読むだけで記憶への定着率が28%上がることが判明しています。
アウトプットを意識していない読書は自分はわかっていると思い込んでいるに過ぎないといわれています。
さらに、自分の言葉に落とし込めていない記憶はすぐに消えていきます。
アウトプットが大事なのは分かったわ!けれど、口下手で友達も少ないしアウトプットできる相手がいない…
安心してください。大丈夫なんです!解説するね。
ワシントン大学の研究でおもしろいのが、実際に人に教えたかどうかは関係なく、教えるつもりで読むことが大切だということです。
テスト前に友だちや恋人に教えるつもりで、学習に取り組んでください。
お子さんがいる家庭は、新しく学んだことを聞いて上げてください。聞いてあげることが、子どもにとってのアウトプットになるのです。
もし、覚えていなくても怒らないでください。
もう1度、一緒に教科書や参考書を見て、理解や記憶に残ればいいだけの話です。
それも、大切な親子のコミュニケーションの1つですから、正解を言わせることに、こだわり過ぎないでいてあげてください。
ともかく、この章で覚えてほしいのは、目的をもって読むことが大切だということ!
それなら、安心だ!学生の頃から一夜漬けの勉強は得意だったんだ!前日まで遊べる!
ちょっと待って!その方法には弱点があるんだ!知っているかい?
どういうことだよ!教えて!
知った上で選ぶならいいでしょうから、解説していくね!
まだある、効率よく記憶を定着させるには
学生の頃には、一夜漬けの勉強を経験したことがある人は多いでしょう。
私もこの経験があります。
あんなに苦労したのに科学的には、あまり効果が高くないという結果が(TдT)
これが、ほんっとに私はショック!
知っておきたかった!
というところです。
しかし、一夜漬けは、完全に否定することはできないでしょう。
実際に、一夜漬けのおかげで何とかなった経験や友だち、恋人を知っているという人もいるのではないでしょうか?
なんとかなった人は、あまりにも追い込まれて、一種のフロー状態になっているわけです。
フロー状態?
フロー状態とは、条件がそろわないとなることができません。なんだかドラゴンボールの超サイヤ人みたいですよね。
そのフロー状態の条件は2つあります。
1つ目めは、目の前に危険が迫っている時です。
2つ目は、自分の成長や自分の生存に役立つとイメージできるときです。
「明日のテストさえ乗り切ればっっっ!」って状態です!想像できますよね。私の友だちにも、この超サイヤ人タイプがいました。でも、この勉強法は長期的な記憶に残りにくいんです。
では、科学的な勉強法はというと、いくつかあるので紹介していきます。
フランス リヨン大学の研究結果から紹介します。
A午前中勉強、午後にも勉強、その後普通に眠る。
B午前中勉強、一度眠り、その後もう一度勉強する。
どちらも初めての言語に挑戦してもらう実験です。
すると、睡眠(昼寝)を挟んだBの方が単語を多く記憶し想起能力も高まった。
この効果をインターリーピング睡眠とリヨン大学は名付け、効果は2倍にもなりました。
ただし、受験生や浪人生ならできるかもしれない方法ですね。
ほとんどの人が無理じゃん!
そうなってしまいますね。では、誰でもできる方法をみてみよう!
そんなに時間が取れないという人にもウェイクフルレストという方法があります。
読書や勉強の合間に4~6分程目を閉じて、あえて何も考えない時間を作ることで、効果があるとスコットランドのエジンバラ大学が研究結果を出している。
これなら、ボクにもできる!
どちらも効果があるので、2つの方法をまとめてみよう!
インターリーピング睡眠をとるタイミングは、区切りのいいところよりも時間や疲れで区切り、仮眠をとることが良いとされている。
勉強の進みが中途半端でもね!
ウェイクフルレストでは、疲れを感じたらウェイクフルレストをとる。といった感じです。
どちらにも言えることは、脳を意図的に使わない状態にすることで記憶が定着しやすくなるということ。
認知機能の研究でも、目を閉じて安静にしてるだけで脳の認知機能が向上し、集中力も回復することがわかっている。
私の子は、小学校も中学校も受験するわけではないから、ここまでは、できない。
そうでうすね。気になるのは宿題や学校の学習が理解できているのか!ですよね。
そうです!うちの子は出来があんまり良くないから、九九を覚える時なんか、大変でした…
では宿題や学校の学習を効率よく学ぶ方法を解説していくね。
この方法なら、九九も効率よく学ぶことができるよ!
中学生や高校生、小学生の子どもがいる親御さんには、こちらがおすすめ!それは、簡単にいえば、「忘れた頃に復習する」という方法です。
人間の記憶というのは、時間とともに忘れていきます。
忘れていくことはイメージつきますよね。
気になるのは、いつ、忘れるのか?
忘れる時が分かっていれば、忘れないように上手に復習することができるということです。
エビングハウスの忘却曲線によれば、人は記憶してからたった1日で74%忘れてしまうとされています。
小さい頃に九九の7の段ちゃんと覚えたはずなのに〜(TдT)
という経験は、私にも読者の人にも経験があるはず。
では、復習のタイミングはいつがベストなのか?
忘れた頃とはいつか?
答えは20分から1時間後がベストです。
エビングハウスの忘却曲線によれば、20分から1時間後に記憶はほぼ半分ほどになってしまうからです。
思い出す度に記憶は強化されていくので、1度に全て記憶しようとせず、何度も復習をするようにしましょう。
この勉強法で長期的な記憶につなげることを心がけよう。
20分で半分!だから、昨日やったことを忘れてしまうのか。
その通り!お子さんの出来が悪いわけでは無い。忘れてしまっているだけ!
つけ足すと学校でやったはずなのに、宿題でわからないのは、このため!
確かにそうなる。学校で授業を聞いてないか、先生の教え方が悪いと思ってました。
忘れた頃に復習する。だから、宿題って大事なんだよ!
ともかく、時間を味方につけて勉強することが大切だということ!
2時間や3時間ひたすら
「宿題しなさーい」
ではなく、学習する時間を考えて、勉強できるようにしてあげましょう。
まとめ
学生は必見!!もちろん社会人でも使える、読む時の技術は2つ!じっくり読むこと、目的をもって読むこと、プラス時間を味方につけて勉強することを大切にしよう!!
記憶っていろんな場面で必要ですから、ホントにもっと早く知りたかった。
これからも「知的でおしゃれ」をテーマに情報を発信していきます。
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もっとくわしく知りたい人におすすめの本を紹介しておきます。
佐藤大和「ずるい暗記術」、DaiGo「知識を操る超読書術」
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