2026年春夏(26SS)コレクション。今シーズン、ファッション界には明確な「地殻変動」が起きています。
長く続いたスポーツ・ストリートMIXの時代がいよいよ陰りを見せ、代わって台頭したのは「イギリス的な要素をスパイスにした、新しいアバンギャルド(モード)」。
ファッション誌やメディアでは、大人の事情(在庫や広告への配慮など)から「去年までの一押し」を急に否定するのは難しいもの。でも、この記事では皆さんと一緒に、一足先の「本音」のトレンドを読み解いていきたいと思います。
Mens:タイトへの移行と「グリーンの長寿」
メンズファッションは今、大きな「移行期」の真っ只中にあります。
■ 健在な要素とカラーの主役
- ピンク・デニム: 今シーズンも引き続き健在。もはや定番の安心感があります。
- 注目の3色(赤・青・緑): キーポイントはカラーですが、中でも「緑」に注目。これまでの流れを汲みつつも、最も新しく、そして一番長く使えるカラーになると予測します。
■ シルエットの変化と迷いへの回答
着こなしは少しずつタイトへと向かっていますが、まだ全体的にはゆったりとした「移行期」のバランス。裾はタイト、全体はゆったりとしたAラインが今季の鉄板です。
また、「青・グレー・チェック柄」が下がり傾向にある中で、私が確信している次の主役は「パープルネイビー」。 雑誌などでは書きにくいかもしれませんが、グレーのような曖昧さを一度横に置き、パープルネイビー × ピンク or 生成りといった鮮烈な配色を取り入れるのが、今のモードを形作る最短ルートです。
Womens:3Dの質感と「くるぶし」が描く新境地
ウィメンズもメンズ同様、ストリートから「構築的なモード」へと舵を切っています。
■ キーカラーと質感
- 赤・デニム: メンズ同様に力強く健在。
- 注目カラー(黄・緑): キーカラーは黄色と緑。メンズと同じく「緑」が最も息の長いトレンドになるでしょう。
- 花柄から「3D」へ: 今季は単なる花柄ではなく、「花のような装飾(アップリケや立体的なテクスチャ)」が付いているのが特徴。平面から立体への進化が起きています。
■ 足元のバランス
シルエットは、スカートやボトムスから「くるぶしが見えるぐらいの丈感」が重要。このわずかな隙間が、次に紹介するレザーシューズとの完璧なバランスを生み出します。
【共通】スポーツMIXの次にくる「英国的モード」
「スポーツMIXやストリートMIXには陰りがある。では、今回は何?」 その答えは、イギリス的な要素をスパイスにした「新しいアバンギャルド(モード)」です。
1980年代の「黒の衝撃」を彷彿とさせる構築的な美学をベースに、英国的なテーラリングやチェック柄を現代的に再解釈する動きが加速しています。
■ 共通のディテール
- バッグは「手持ち」が健在: 機能性(斜めがけ)よりも、スタイル(姿勢)を優先する持ち方が継続しています。
- 足元は「レザーシューズ」: スニーカーの時代は一区切り。構築的なAラインを支えるのは、重厚感のあるレザーシューズで間違いありません。
未来予測:次にくるのは「パープルネイビー」
今回の注目カラーには入れていませんが、私は次に「パープルネイビー」のような色が来ると予想しています。
業界にいると、去年までの一押しをいきなり「おすすめしない」とは言いにくいもの。ですが、トレンドを通過した私たちが次に行き着くのは、黒よりも表情豊かで、ネイビーよりも意志の強いこの色だと確信しています。白やピンクと合わせることで、26SSの「新しいアバンギャルド」は完成します。
まとめ:26SSの攻略ポイント
- シルエット: 裾を絞ったAライン。ノームコアを経て「構築的モード」へ。
- カラー: 「緑」を長く使いつつ、「パープルネイビー」の波に備える。
- 足元: スニーカーからレザーシューズへの履き替えが必須。
ストリートの自由さを知った私たちが、あえて選ぶ「規律あるモード」。この春夏の記事が、皆さんのスタイル選びの参考になれば幸いです。

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